2019年2月、民間宇宙企業「スペースX」がとある月面探査機の乗ったロケットを打ち上げます。
探査機の名前は「ベレシート」。
イスラエルの民間団体「Space IL」の依頼により積載されたものです。
また探査機には地球の情報をバックアップ保存するための「Arch Library」が積まれていました。
それは非営利団体「Arch Mission Foundation」の出資により計画されたものでした。
特殊な技術で文字が刻印されたディスク、人口化合物とニッケルで保護されたDNAサンプル。
ですがその人工琥珀の中には休眠状態のクマムシも保存されていました。
しかしベレシートは事故により月面へ墜落してしまいます。
現在それらを回収する計画はなく、月に残されることになります。
クマムシの生態や各企業、宇宙開拓の歴史。
そして他の星への生物汚染の危険性についても言及されています。
宇宙進出へのロマンを感じるとともに付随する問題を考えさせられますね。
クマムシが苦手な方は閲覧注意です。


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