とある草原で柄だけの剣を拾った男。
刃の部分はどこにも見当たらず、重さも特にない様子。
無造作に肩にかけ、再び歩き出します。
しかし刃の先が存在していたのは異次元の彼方。
その切れ味は鋭く、なんでも真っ二つにしてしまえるほど。
さらに不幸なことに、刃の位置は男の動きに合わせて移動。
そのために異次元に存在する生き物すべてを切り裂いていくことに。
ですが、どんなに斬れやすい剣でも切れなかったモノはあるようです。
突然の手ごたえを感じた男は剣を抜いて見てみることに。
すると刀身には見たこともない色の血がべったりと。
恐怖を感じた男は剣を捨て、どこかへ逃げ去っていくのでした。
むやみになんでも拾ってはいけませんね。
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