マインクラフトのブロックは本当に1mの立方体なのかの検証。
検証方法は建築物の写真と同じ構図に立ち比較してみるというもの。
比較対象に選ばれたのはフランスのエトワール凱旋門です。
幅は約45m、高さは約50m、奥行き約22mというサイズを忠実に再現したものです。
その結果、1ブロック80cmなのではないかという結論に達しました。
そこでより詳細に検証するためMobを使っても検証します。
ちなみにこの結果は個人の感覚によるため必ずしも正確なものではないとのことです。
まあ、スティーブが2mくらいあっても違和感はないと思います。
あの世界を生きていけるやつですから。
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そしてなんと、VR版マイクラは1ブロック1mで初期設定されており、80cm感覚に慣れた殆どの人にとって、VRで体感するブロックはそれはそれは巨大に感じるようです。公式は1ブロック1mだとは言及していません(ゆえに解釈は自由だ)が、これは暗に公式が1ブロック1mを想定してゲームを設計している事の証拠なのかもしれません。
※マンションや戸建ての場合は階高3mが多いですが、モールや公共施設などはより高いものが殆どです。また、マンションであっても下層階がテナントになっておりそこだけ階高が高いなんて事例も多くあります(いわゆる下駄履き住宅)。よって、現実世界の階高をよく観察するのが吉です。多くの場合、モールなどを建てる感覚で家やマンションも建ててしまうから間延び事故が起こるので、階高には注意するのが吉ですね…。
また、タワマンが細長くなってしまうメカニズムも簡単です。まず、階高4ブロック(=80cm解釈)主義の人が、タワマンを階高4ブロックで作ります。しかしまあ人間の脳とはアバウトもんで、高さは気にするのに横の面積の広がりには無頓着です。倍率を1ブロック80cmにするなら、高さだけでなく建物の敷地面積、横の幅も同じ倍率で拡大してやらねばならない(つまり横に並べるブロック数も同じだけ増やさねばならない)のに、それを忘れて建て始めてしまう人が多いのです。つまり、高さを80cm解釈で作ったのに、敷地面積は1m解釈で作ってしまうのです。するとどうなるでしょう。実際よりも縦に間延びした階が出来あがります。しかし、1階分作っただけでは誤差は小さい為、製作者はその間延びに気づけません。コピペして階を重ねてようやく、「あれ?現実のモデルは50階建なのに、50階までコピペしたらめっちゃこのマンション縦に間延びしてね?」って気づくのです。これがアルアルのメカニズムです。
1mにするなら1m、80cmにするなら80cm、と決めて統一しておかないと、巨大建築する上ではそれが致命傷になります。巨大建築はその巨大さゆえ、小さな誤差が積み重ねで全体のシルエットの大きな誤差に繋がりやすいのです。
しかし、一度階高4ブロックで作ってしまったマイクラマンションを階高3ブロックに改築するのはクソ面倒です。そのため、多くの場合、階高4ブロックなのをそのままにして、1ブロックを80cmなどとして「解釈」し直す事で、建て替えの手間を回避してる人が殆どです。そうすれば、天井高は 80cm*3= 2.4m 、階高も 80cm*4=3.2m として解釈でき、現実世界とのズレも意外と小さく収まります。これが現在最も主流のマイクラマンション建設のスタイルです。
ただ、80cmとする場合の難点として、「ドアが小さすぎる」現象があるのです。なにせ、ドアの高さは2ブロック。1m解釈ならちょうどいいはずのドアですが、これを80cmで解釈すると、ドアの高さはたったの160cm、日本人ですらかがまねばなりません。そしてアバターの身長はそれ未満という事になり、マイクラ内では小人になってしまいます(このくだりは動画内にもありましたね)。
更に、階高4ブロック(=80cm解釈)で作った建物に高さ2ブロックのドアは、見た目的にも小さすぎます。窓やその他は普通に見えるのに、ドアだけが不自然に小さく見えるという現象が起こります。そのため、ドアブロックを使わずにドアを表現している人は多いです。見た目重視で、開閉機能を犠牲にして妥協するのです。まあ、それはそれで建築スタイルとしてアリではあります。
マイクラ建築のサイズについてのあるあるとして、
・「ドアが天井高に対して小さ過ぎて使えない」
・「タワマンをモデル通りの階数で建ててみたら細長くなりすぎたので見た目重視で泣く泣く階数を削減した」
という話をよく聞きます。これは建築時の倍率狂いが原因です。私は1mで建築するタイプですが、この話も実は、1mとすると解決します。
大抵、倍率狂いの原因は、天井高(やドア高)に対する日本人的身長感覚とマイクラのズレが原因です。マイクラのドア高は2ブロック、ユーザの身長もそれに迫る高さ、となると、「天井高は3ブロック分欲しいなあ」となります。
それに引っ張られて天井高3のマンションを作ると、例えば階高4のマンションが出来上がります(階高=天井高+屋根の厚み、すなわち1階分の高さの事です)。例えば天井高3、屋根1を30回繰り返して30階建のマンションを作ると、全体の高さは階高*30、つまり(3+1)*30=120ブロックになります。
ここで1ブロック=1mとすると、現実に比べて高すぎます。現実のマンションで最も多い階高は3mであり、現実の天井高はそれより低いのです。現実のマンションの天井高は2.5mほどが多く、これを1ブロック1mで造るなら、階高3ブロックとし、屋根をハーフブロックで作るのが理想です。これなら、天井高2.5m、階高3mという現実のサイズに一致します。
建築の見た目の歪み方については、マイクラの「視野」という設定項目も関係してると思います。関係ないようである話、ストリートビューのズームレベルみたいな項目で、ストリートビューをホイールで拡大すると勿論対象が大きく見えますが、逆に縮小しすぎると、デフォルトよりも引きで見た感じになって、周辺視野が魚眼レンズのように歪んで見えるようになります。マイクラの視野は元々、やや縮小しすぎたストリートビューくらいの視野設定になっており、対象物を画面中央に映すと小さく、画面端に映すと歪んで大きく映ってしまいます。そのため、画面の見た目だけでは正確な検証はできない…。 ちなみにマイクラは北欧生まれのゲームで、向こうの平均身長は日本より遥かに高く、190cmの人もザラにいます。そう考えると、1m説も捨てがたいのよね。